目的と目標の真実:成果への必勝ロードマップ

本日は、「目的」と「目標」の違いについてです。

なんだか似ているので、混同して使っている方も多いかと思います。

目的と目標は次のような違いがあります。

① 目的:目指すべき到達点(何のために)

② 目標:目的に到達するための具体的手段

だから目標は目的を達成するためにあるのです。

すなわち目的だけや、目標だけ、掲げて活動している組織は迷走します。

例をあげると

 ①目的(何のため)だけの組織

  上司:今期は営業利益1000万円目指します! 頑張っていきましょう!

  A君:よし、ローラー作戦だ!

  B君:前期取りこぼした案件を、もう一度アプローチするぞ!

  C君:飛び込み営業で、新規顧客開拓だ!

 このように目的だけだと部下は迷走して、勝手な思い付きで行動し始めます。

 たまたま営業利益が達成すれば、まだマシですが、大抵は失敗に終わります。

 その結果、上司が「なぜ達成できなかったのか?」と、問うと。

 部下達は口を揃えて、「自分なりに精一杯頑張ったんですが・・・」。

 となります。

 ②目標具体的指標だけの組織

  今期は既存顧客のお客様訪問100%でいくぞ! 皆さん頑張りましょう!

  A君:わかりました!担当の300件、頑張ってすべて訪問します!

  B君:すべてアポイントを取り、漏らさず訪問します!

  C君:私は、みんなより1か月前倒しで訪問します!

 もう皆さんお気づきでしょう。

 この組織には目的が無いため、何のために客先訪問するのかが無いので、

 訪問することが最終ゴールとなっています。

 たまたま営業利益が達成すれば、まだマシですが、大抵は失敗に終わります。

 上司は、「なぜ達成できないのか?」と、問うと。

 部下達は口を揃えて、「頑張って全件訪問したんですが・・・」となります。

 本来であれば「顧客への貢献や、売上、利益等の達成」など、

 目的を明確にした上で、顧客訪問の具体的目標を定めべきなのです。

まとめ 

 ①目的だけのリスク

  目的(何のため)があっても、目標(具体的指標)が無いと、

               部下が勝手気ままに行動し、組織は迷走する。 

 ②目標だけのリスク

  目標(具体的指標)だけで、目的(何のため)が無いと、

         メンバーが「何のために」やっているの解らず迷走します。

だから、仕事に取り掛かるときは「目的」と「目標」を明確に定め、

メンバーと共有してから、仕事に着手いたしましょう!

そうすることで、あなたの目的や目標もきっと達成することでしょう!

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