本田宗一郎さんの安全哲学 本社ビルの進化

昨日、青山一丁目にあるホンダ本社ビル ウェルカムプラザに行ってきました。

しかし残念ながら、2025年3月31日で休館になっていました。

2030年ごろに新しいビルに建て替えられるようです。

私はこのビルを初めて見た時、「これがホンダの本社ビル?」

「バルコニーがあって共同住宅か?」と思ってしまいました。

F1で大活躍する会社なのに、本社ビルが共同住宅に見える?

そう感じた自分が、後に驚くエピソードを聞くことになりました。

実はビルの設計段階で、こんなエピソードがあったそうです。

当初は、バルコニーは無く、全面ガラス張りのビルだったそうです。

ところが、宗一郎さんがその設計図を見るなり、

「こんな全面ガラス張りのビルを建てて、大地震が来た時ガラスが落ちて、

下を歩く歩行者が怪我したどうするんだ!作り変えろ!」

と一喝したそうです。

また、

「おまえら、うちは車やだぞ!」

「こんな交差点ギリギリまでおっ建てて、

目の前を走る車の見通しが悪くなるだろ!」

「そのせいで、事故が起きたらどうするんだ!」

「うちは車やだぞ!お客さんに迷惑かけるな! もっと引っ込めろ!」

と怒鳴ったそうです。

そうして、このビルが完成したそうです。

ビルは交差点から奥に引っ込み、角は丸く、

地震でガラスが落ちても大丈夫な様に、バルコニーが付けられました。

この話を聞いたとき、私はこのビルが「超かっこいい」と思いました。

最後に(新ビルへの期待)

ホンダには、創業者の安全への配慮が今も受け継がれていると感じます。

そして、新しいビルへの期待が高まります。

「安全なくして生産なし」という宗一郎さんの哲学は、未来のデザインでも

大切にされることでしょう。

皆さんも一緒に楽しみにしてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました