ハツカネズミは20日で成人するので、ハツカネズミと言うそうです。
ある実験で、オス1匹とメス99匹を同じ箱で飼ったところ、
次々にオスが生まれ、5~6世代後には約50対50になったそうです。
逆にメス1匹とオス99匹にしても、今度はメスが次々に生まれ、
最後は、約50対50になったそうです。
動物のオス、メスが凡そ半分になるのは、自然の摂理なのかも知れません。
ご存じの通り、人間も自然の摂理に従っているいるので、ネズミと同じで
半分半分で、安定しています。

さて、人間のまわりを考えてみます。
ある人に、まわりの人が賞賛の雨を降らせたとします。

すべての人が「あなたは正しい」「あなたは最高」「あなたは立派だ」と
100%褒められると、その人は必ず自惚れます。
驕り高ぶり、そこで成長はストップします。

一方、「お前はダメな人間だ」「すべて間違っている」「それじゃダメ」と
全員がその人を認めなかったら、その人は自信ややる気を失い
やはり成長がストップします。

では、その人を最も効率よく成長させる方法は何んでしょうか?
答えは、賞賛50%、批判50%なのです!

何故なら、人間は、賞賛と批判のバランスに非常に敏感な生き物です。
賞賛を受けることで自信を育む一方で、批判は自己反省や改善を促します。
このバランスが取れていると、精神的な成長や安定につながりやすいのです。
心理学的に言えば、人間は困難や対立があった方が前向きな思考が刺激され、
新しい視点を得る機会が増えます。
批判はただの否定ではなく、成長の扉を開く鍵とも言えるでしょう。
だから、皆さんを批判してくる人は、自惚れたり、驕り、高ぶら
ない様にしてくれている大事な人なのです。
それが解ると、今までイライラしていたのが、批判してくる人にも
「ありがとう!」と言えるし、感謝したくなるでしょう。
批判する人の存在を認識することこそが、新しい視点をもたらす鍵なのです。
参考図書:小林正観著書 「で、何が問題なんですか」

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